皐月賞・GT(1999年4月18日・中山・芝2000m・稍重);1番人気(2.7倍)6着
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 上がり 人気 厩舎 1 6 12 テイエムオペラオー 牡4 57 和田 2.00.7 − 35.2 5 岩元 2 6 11 オースミブライト 牡4 57 蛯名 2.00.7 クビ 35.4 6 中尾正 3 4 8 ナリタトップロード 牡4 57 渡辺 2.00.7 ハナ 35.2 2 沖 4 8 16 マイネルタンゴ 牡4 57 柴田善 2.00.9 1 36.1 14 大江原 5 3 5 マイネルシアター 牡4 57 江田照 2.01.2 2 36.3 11 柴崎 6 1 2 アドマイヤベガ 牡4 57 武 豊 2.01.3 クビ 35.9 1 橋田 7 7 15 シルクガーディアン 牡4 57 横山典 2.01.3 アタマ 36.2 8 矢野進 8 8 17 タイクラッシャー 牡4 57 松永幹 2.01.3 同 36.1 12 五十嵐 9 8 18 マイネルプラチナム 牡4 57 木幡 2.01.4 1/2 36.3 3 矢野進 10 4 7 ヤマニンアクロ 牡4 57 勝浦 2.01.5 1/2 36.2 10 萩原 11 2 4 タイキヘラクレス 牡4 57 田中勝 2.01.5 アタマ 35.8 16 蛯名 12 5 10 ニシノセイリュウ 牡4 57 河内 2.01.8 1+3/4 35.9 4 松田正 13 7 13 ドラゴンブライアン 牡4 57 菊沢徳 2.01.9 3/4 36.2 9 中尾謙 14 3 6 トウカイダンディー 牡4 57 後藤 2.02.0 クビ 37.3 7 後藤 15 5 9 タガノブライアン 牡4 57 藤田 2.02.1 3/4 36.4 15 松田博 16 7 14 カシマアルデル 牡4 57 的場 2.02.1 ハナ 37.0 13 飯塚 17 2 3 アドマイヤラック 牡4 57 岡部 2.05.8 大差 41.1 17 作田 − 1 1 ワンダーファング 牡4 57 幸 競走除外 − 領家
単勝 | 12 | 1110円 |
複勝 | 12 | 310円 |
11 | 360円 | |
8 | 150円 | |
枠連 | 6-6 | 7160円 |
馬連 | 11-12 | 6730円 |
弥生賞後、カイ食いが細くなり体調不安説が囁かれたアドマイヤベガの当日の馬体重は-12`。
それでも能力の違いで勝つと信じたファンは多く1番人気に支持された。しかし、武豊騎手の
GOサインにいつもの反応はなく6着敗退。馬場に泣かされたライバルナリタトップロードも3着に負け、
追加登録料200万を払って出走してきたテイエムオペラオーが怒涛の4連勝でGTを制した。
3強の始まりがここからスタートした。
●週刊Gallop ドキュメントより
豊ベガ精彩なく6着
追い切り前に発覚したカイバの食いが悪いという不安。当日発表の馬体重は、マイナス12キロだった。
やはり、その影響があったのか…。1番人気のアドマイヤベガは、3コーナー過ぎに後方から進出したものの、
その勢いは4コーナーで早くもストップ。直線は巻き返す余力もなく、6着に敗れた。「道中はいつもと変わらな
かったけど、4コーナーの手前で手応えがなくなった。ゴーサインを出して、反応がなかったのは初めて。
直線は、勢いが他とは違っていました」と、ユタカが首を傾げる精彩のないレースぶりには、どうしても体調の
不備を疑ってしまう。だが、馬体重については「減っていましたね」と、ひと言だけを残して、明言を避けた。
橋田満調教師には、さらにショックの色が大きかった。「みなさんに言ったように、カイ食いが悪かったのは
確か。でも、レースの日程は決まっていたわけですから、それに向けて、懸命に仕上げてきたつもりでした」。
愛馬の健闘を信じていただけに、この結果には言葉も少なかった。雪辱の舞台は、日本ダービー。「能力のある
馬ですから、ダービーで巻き返したい」と、ユタカ。「イチから立て直して、ダービーに向かいたい」と、橋田調教師
も気持ちを切り替えるが、調整の難しさを露呈したのは事実。ダービー制覇には、まず、その課題をクリアしな
ければならない。